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エンジン検証アーカイブ

数値の出どころと限界

過去のエンジン検証について、値、出所、ツール、検証日、限界を記録しています。

出力計測、資料読取、フィット、推定、計数を区別し、検証日と限界を記録しています。曲線の細かい生データや、エンジンの計算に組み込む具体的な方法は公開していません。 処理速度は端末、画像サイズ、使用する処理によって変わります。実際の性能は、対象端末と入力条件を決めたうえで計測します。

フィット

mtf.residual.axial

0.0036–0.0196 RMS

軸上・レンズ2本の開放。公表 MTF チャートとの比較

ツール
cargo run --release --bin mtf_receipt
検証日
2026-07-31

限界 全像高では残差 0.0523–0.0866 — f/0.95 側で軸上の約4.4倍、f/2 側で約14.5倍。f/0.95 の像高 8–13 mm 付近で最も外れる。

フィット

mtf.residual.field

0.0523–0.0866 RMS

全像高。同じレンズ2本・同じチャート

ツール
cargo run --release --bin mtf_receipt
検証日
2026-07-31

限界 公表チャートは設計代表値で量産個体の実測ではないため、個体差(偏心・傾き)は含まれない。

計数

lens.mtf.points

603 / 672 点

公式 MTF チャート2枚から読み取ったデータ行数 — Bloom 50mm f/0.95 / Relief 50mm f/2

ツール
row count of the digitised chart CSVs (engine repo)
検証日
2026-07-31

限界 CSV の列ヘッダは数に含めない。1本目のレンズの過去の公表値は誤ってヘッダを含んでいた。

資料読取

glass.bk7.nd

1.5168

Schott BK7 の d 線(587.6 nm)屈折率。公開 Sellmeier 係数から計算

ツール
cargo test --release bk7_d_line_matches_catalog
検証日
2026-07-28

限界 分散モデルが再現すべきカタログ定数 — エンジンの計測ではなく照合値として引用。

フィット

film.blue.slope

16% 急

青感層の緑・赤に対する傾きの差。1銘柄・公表特性曲線から

ツール
cargo run --release --bin film_hd_receipt (engine repo)
検証日
2026-07-31

限界 フィットした直線部 γ の比であり、フィルム現物の実測ではない。1銘柄のみ。検証記録の厳密値は緑感層比 +16.2%・赤感層比 +15.8%。

フィット

film.gamma

B 0.639 / G 0.550 / R 0.552

層別ガンマ・1銘柄。表記順は青・緑・赤。

ツール
cargo run --release --bin film_hd_receipt (engine repo)
検証日
2026-07-31

限界 読み取ったデータシート曲線の直線部にフィットした傾きで、現像済みフィルムの実測ではない。趾部・肩部はフィット窓の外。

計数

film.digitize.points

1,600+ 点・7銘柄

メーカーデータシートの特性曲線を 600 dpi で読み取った点数

ツール
calibration pipeline
検証日
2026-07-16

限界 再構成残差 ≈0.0015 logE。

フィット

film.fit.r2

0.9997 / 0.987 R²

直線部フィットの当てはまり(最悪の層に対する下限)— 代表銘柄 / 校正済み7銘柄全体

ツール
cargo run --release --bin film_hd_receipt (engine repo)
検証日
2026-07-31

限界 直線部のみの R²。趾部・肩部はフィット窓の外にあり、そこでの当てはまりは何も言えない。最弱はタングステン系銘柄の赤感層。以前の全銘柄値は代表銘柄近傍の値を流用した過大表示で、この検証記録で訂正した。

資料読取

film.bluepeak.amber

465 nm

Amber 200 の元になった消費者向けネガの青感層分光ピーク。公式データシートから読み取り

ツール
spectral peak regression checks in the engine's film tests
検証日
2026-07-28

限界 他の校正済みカラー銘柄のピークは 440–451 nm。ピーク周辺の曲線形はモデル近似。

資料読取

film.shoulder.amber

+0.1 logE

Amber 200 の読み取り済み緑感層の傾きがおよそ半減する位置(0.55 → 0.30)

ツール
linear fits on the digitised characteristic-curve data (engine repo)
検証日
2026-07-28

限界 読み取った曲線上の値。「およそ半減」の位置は2つのフィット窓の置き方に依存する。

出力計測

film.neutralcast

74 71 59 → 144 140 125 → 201 198 186 sRGB

代表銘柄がグレーの影 → 中間 → ハイライトに与える、エンジン出力から計測した sRGB チップ。2026-07-28 の検証時のエンジン出力

ツール
cargo run --release --bin film_swatch
検証日
2026-07-28

限界 2026-07-28 の検証時のエンジン出力。現像経路を調整すればこの値は変わる。

出力計測

lab.grain.amplitude

0.0031 / 0.0051 / 0.0031 符号化輝度 σ

黒付近/中間グレー/白付近の粒状振幅 — medium 粒状プリセット。8bit 量子化前の浮動小数点レンダーで測定

ツール
cargo run --release --bin lab_scene_figure -- grain
検証日
2026-07-29

限界 確率的な1実現(各パッチ約37,000画素)。符号化信号での振幅で、リニア光ではピークは入力 0.8 付近に寄る。プリセットの強度・サイズ定数は演出値で、計測した部分は濃度との連動。

出力計測

lab.halation.reach

21 / 7 / 1 px — R / G / B

36 px の合成円盤の縁から、各チャンネルのハレーショングロウが固定閾値 0.005 を超え続ける距離 — 最強の vintage プリセット・2026-07-29 の検証時のエンジン出力

ツール
cargo run --release --bin lab_chem_figure -- halation
検証日
2026-07-29

限界 到達距離は閾値の取り方に依存する — 閾値を下げれば全チャンネル伸び、R > G > B の序列は計測で試した閾値の範囲では変わらなかった(任意の閾値についての主張ではない。全チャンネルのグロウを超える高い閾値では3つとも0になる)。青の値は 2026-07-16 の初出時 5 px だったが、2026-07-29 に測り直すと 1 px。間にグロウのぼかし方が変わっている。合成ハイライトであり点光源ではない。図の表示ゲイン ×3.4 は、全チャンネルへ同じ倍率をかけた提示用。

推定

reciprocity.alpha

60 / 90 / 45 秒 — R / G / B

長時間露光記事の背後にある層感度モデル 1−exp(−α/t) の特性時間 α

ツール
engine reciprocity defaults
検証日
2026-07-28

限界 文献ガイドの代表値(典型的なカラーネガ想定)で、データシートへのフィットではない。青の α が最小=青が最初に破綻する。

計数

spectral.samples

41 サンプル

380–780 nm を 10 nm 刻み。エンジン内部のスペクトル表現

ツール
optics/spectral N=41
検証日
2026-07-16

限界 設計定数であって計測ではない。分光分解能は 10 nm 刻みが上限。

計数

tests.lib

645 本

ライブラリのユニットテスト数。2026-07-28 の検証時のビルド

ツール
cargo test --release --lib -- --list
検証日
2026-07-28

限界 本数の計数でありカバレッジの主張ではない。テストが何を検証しているかは言っておらず、ビルドごとに動く。

計数

tests.bins

56 本

ワークスペース内の監査・計測バイナリ数

ツール
cargo metadata
検証日
2026-07-29

限界 ワークスペースの計数。製品には載らない診断バイナリを含む。

数値の出所区分

出力計測 — 記載の検証日にエンジン出力を測った値

資料読取 — 公開資料の図を読み取った値

フィット — 読み取ったデータにモデルを合わせた値

推定 — 文献の代表値からの推定

計数 — 数えた値

出典

レンズの MTF データは、Leica Camera AG が公開する公式テクニカルデータシートから読み取りました。対象は Noctilux-M 50mm f/0.95 ASPH と Summicron-M 50mm f/2 の2本です。ガラスの分散には、Schott Optical Glass Data Sheets の Sellmeier 係数を使っています。フィルムの特性曲線は、Kodak および Ilford の公式テクニカルデータ(E-4050 ほか)を 600dpi で読み取り、サブピクセル単位で目盛りを校正しています。平滑化は行っていません。製品名は、公開データの出典を特定する目的でのみ記載しています。記載の商標は各社に帰属し、提携や承認関係を意味しません。